ずっと続けて来て下さる生徒さんがひとり。
凛としていて奥ゆかしくて丁寧で
大和撫子とはこういう人のことをいうのだといつも思う。
そんなMさんの搬入の時の自己紹介のときのことばが
「習い始めて15年になります」
一同と一緒に私まで「え〜!」って叫んでしまいました。
なんと長いお付き合い。それもあっという間のような。
驚きました。よくずっと来てくださいました。
それだけでも感謝の気持ちでいっぱいです。
さてそのMさんの作品も人柄のように控えめで大人しい
シックな作品が多いのですが、
ここにきて新しい煌めきの光を放ちました。

カード作品が素晴らしいのです。
実はMさん、洋裁もずっと続けて道を極めていらっしゃるのですが
身近にある布地の端切れをみてハタと思いついたそうです。
暖かくて楽しそうなカードが出来上がりました。
作っている時の楽しさが伝わってきます。

「なんで今まで思いつかなかったんでしょうねえ」
と笑いあいました。
絶賛する私にMさんは
「クリスマスだからできたクリスマスファンタジーです」
とこれまた謙虚なお言葉。
そしてそのことばが、今まで生徒さんの作品展として
クリスマスの時期にやってこなかったことに気づかせてくれました。
15年も教室をしているのに。教室作品展はいろいろやってきたのに。
ハッとしました。自分がやってきたり、他のグループがやっていたり
見てるだけで教室作品展をやったような気になっていました。
本当に反省しました。
今回準備段階から皆さんがなんだか本気で嬉しそうなのは、
初めて本気のクリスマスの雰囲気の中で
ぴったりのカリグラフィーを発表するからだと気づきました。
Mさん本当にありがとう。
こんなうっかりなセンセイだけど
これからも宜しくお願いします。
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