昨年の第1回の教室作品展に初心者ながら
堂々とした作品を出してくださった
我が教室唯一の頼もしい男性生徒Oさん。
ずっとカリグラフィーを続けて下さっています。
そして作品展のたびに脚立に上ってくれたり
長時間にわたってお当番を助けてくださったり、
大活躍。
本当に頼りにしています。
Oさんから頂戴した自作についての言葉を転載します。
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作品展飾り付けの時に、先生がおっしゃった
作品を作る時の裏話をお伝えします。
9月の教室で、文章を探して下さいとのこと
でしたので、県立図書館で
「英国名言に生きる」著者多胡吉郎
2009年1月7日発行
PHPパブリッシング
を借りて、次のことばを見つけました。
“Well,that’s why in England ,
you have better horses,
and in Scotland
we have better men.”
James Boswell
「ゆえに、イングランドでは馬が優秀にして、
スコットランドでは人がゆうしゅうである。」
ジェィムス・ボズウェル
サミュエル・ジョンソンが「英語辞典」で
述べた「Oats」の定義ーーー。
根っからのスコットランド嫌いで知られた
ジョンソン博士、「オート麦」を解説して、
「イングランドでは馬の飼料だが、
スコットランドでは人が主食とする」
とやってのけた。
ところがジョンソン博士を補佐する人材は、
スコットランド人で占められていた。
優秀なスタッフを揃えたところ、何故か
スコットランド人ばかりになってしまったのだ。
ボズウェルは、博士の麾下に集まった才子の
面々の筆頭格。
後に「サミュエル・ジョンソン伝」を著し、
英国伝記文学の白眉と言われる傑作をものす
ことになる優れ者である。
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Oさんは他にもグラスリッツェンのグラスをひとつ展示しています。
置いてあるウィスキーは中身も入っている本物です。
打ち上げで開ける
…わけではありませんが。
いくつになってもチャレンジ精神があり
面白がって楽しめる人は心身ともに若いですね!
こうありたいものです。